外来を受診される患者様へ
再診は予約をお取りできます。受診希望日前日までにお電話ください。
外来診療の受診時間の集中による混雑を緩和するために、再診を予約制とさせて頂いております。診察券をお持ちの方は再診予約がお取りできますので、再診予約された日以外に臨時に受診をご希望される場合でも、お手数ですが、前日までにお電話で予約変更等を行うようにお願い申し上げます
また、予約外の再診受付は診療時間の30分前に終了致します。(当日の予約はお取りできません。) 緊急を要する場合を除き、予約患者様や紹介の新規患者様が優先となり、予約外の再診では検査や診察までの待ち時間がかなり長くなりますので、ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。
診療の流れについて
当クリニックの診療の流れは次のとおりです。
1診療受付
保険証の原本をご持参ください。保険証が確認できない場合には自費診療となりますのでご了承ください。 そのほか、お薬手帳、各種医療受給者証、紹介状をお持ちの方は、合わせて受付でご提示をお願いします。
2問診
現在どのような目の状態でお困りなのかをお伺いします。診療を行うために必要な情報(既往症や今かかっている他の病気、今使っている薬、アレルギーの有無など)についてもお尋ねします。
3眼科検査
各眼科疾患に応じて、視力検査、屈折検査、眼圧検査、角膜形状解析検査、視野検査、眼底カメラ撮影、三次元眼底断層撮影検査、などの多くある検査のうち、診断と治療の判断に最低限に必要な検査だけをまず行います。これらの検査は専門の検査員によって行われます。
4診察
上記の各種検査の結果と、専門医師が行う細隙灯検査、眼底検査結果を元に、医師から検査データを患者様ご本人やご家族に提示し、現在の目の状態や病気の診断結果について詳しく説明を行います。
5診追加検査および治療
治療方針を決めるうえで、場合によっては、さらに蛍光眼底造影検査や眼超音波検査などの追加検査を行って、考えられる治療方法の選択肢をご説明いたします。このうち最も適当と思われる治療法をご案内し、治療をどう進めていくかについてご相談をします。決定した治療方針に基づいて治療を行なっていきますが、経過を見ながら治療方法を変更していく必要がある病気もありますので、再診日(予約)には可能な限り診察にお越しください。
6お会計
お会計を済まされてお帰りの際には次回の再診予約、院外処方箋および受診明細をお渡し致します。
眼科疾患・治療
外来治療
当院では、下記のような専門性の高い外来治療が可能です。
レーザー治療
[適応疾患]
糖尿病性網膜症、網膜静脈分枝閉塞症、網膜中心静脈閉塞症、網膜裂孔などの眼底疾患、緑内障、後発白内障など
網膜光凝固
網膜光凝固では、点眼麻酔後、網膜の疾患部位にレーザを照射して熱凝固させ、病気の進行を抑制する治療を行います。
後発白内障
白内障手術の合併症に人工レンズをつつんでいる嚢が濁ってくる後発白内障があります。この濁りをヤグレーザーで取り、再びよく見えるようにします。レーザーは嚢にあてるので、痛みはありません。
眼内注射
硝子体内薬物投与
眼の中にVEGF(血管内皮増殖因子)などの物質がたまることで起こる病気に対して、その活動性を失わせる抗体を眼球内に注射します。加齢黄斑変性症、近視性脈絡膜新生血管、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、糖尿病黄斑浮腫、血管新生緑内障に対して治療を行っており、当院では患者様の状態に応じてルセンティス、アイリーア、バビースモ、ベオビュの4種類の抗VEGF中和抗体を使い分けています。
[抗VEGF療法]
- ルセンティス硝子体内注射
- アイリーア硝子体内注射
- バビースモ硝子体内注射
- ベオビュ硝子体内注射
ステロイドのテノン嚢下投与
黄斑浮腫とは、視力に最も重要な黄斑がむくむ状態であり、黄斑浮腫を起こす病気には糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症、ぶどう膜炎などがあります。ステロイド(副腎皮質ホルモン)には、血管からの液体成分の滲み出しを減らし、黄斑浮腫を減らす効果があることが知られています。当院ではステロイド薬(マキュエイド)を眼球内に注射することで、黄斑浮腫の治療を行っています。
病気の種類によっては、抗VEGF中和抗体およびステロイド薬の両方が治療の適応になる場合があります。その場合にはそれぞれのメリット・デメリットをご説明の上、個々の患者様に最適な治療法をお選びいただくことができます。