日帰り手術の意義とメリット
眼科手術はここ数年来の低侵襲化の進歩が目覚ましく、
医療法人聖佑会グループでは2014年2月の「
これまで当グループでの日帰り手術をご選択された患者様には、全
このように日帰り手術はたいへん魅力的ですが、
当グループでは、日帰り手術を希望される患者様に対して、
手術のご案内
当院の手術室は世界最先端の手術機械とクリーン設備を備えており、一般の白内障をはじめ、難治性白内障や網膜硝子体疾患など、その他の様々な疾患に対して高い専門技術をもって手術を行っています。術中管理については、白内障手術および硝子体手術などの内眼手術で麻酔科専門医によるモニタリングを行い、術中の全身管理にも気を配るように努めています。手術は基本的には木曜日の午前診療終了後と隔週の土曜日午後に行っております。
手術に関しましては、事前に患者様ご本人又は同伴のご家族に対して院長もしくは担当医師よりご説明させていただきます。ご不明な点やご質問などございましたらお気軽にご相談ください。手術を安全に患者様が安心して手術を受けていただけるようにスタッフ一同努めてまいります。
当院で行っている日帰り手術
術中の不安・緊張を和らげるために(低濃度笑気ガス麻酔)
低濃度笑気ガス麻酔とは、笑気(亜酸化窒素)と医療用酸素を混ぜた気体を吸入することで、痛みを感じにくく、リラックスした状態を作り出す保険診療で適応される麻酔です。低濃度笑気ガスは吸入するとすぐに麻酔が効き、吸入を中止すると速やかに元に戻ります。全身麻酔のように意識が無くなったり、眠ったりすることはありません。すでに歯科では、子供の治療の際によく使用されている非常に安全性の高い麻酔です。
笑気麻酔には通常の麻酔効果である鎮痛作用に加え、鎮静作用もあります。手術は局所麻酔で行いますが、手術への不安や恐怖感をお持ちの患者様はこの麻酔を追加することで、よりリラックスした状態で手術を受けていただくことができます。
当院では硝子体手術と眼瞼手術で手術時間が30分以上を予定する場合にこの麻酔を追加することができますので、ご希望の方は院長もしくは担当医師にご相談ください。
患者様の不安・緊張を和らげるために
眼科の手術はほとんどが局所麻酔の意識がある状態で行われるため、患者様は緊張や不安を感じながら手術を受ける方もいらっしゃると思います。その中で患者様が何に一番不安を感じられるのか、今までの経験の中で患者様がおっしゃることは、「手術中にどんなことをされるかわからないことに不安を感じた」というお声です。当院では、希望される患者様には、手術前にどのような流れで手術が行われるのか、患者様自身がご理解、納得されるまでご説明を行い、不安や緊張が少しでも和らぐことができるように努めています。
また、スタッフ一同患者様の心理状態をできるだけ理解することに心がけ、より良い状態で手術を受けていただけるようにサポートいたします。
少しでもリラックスした環境で手術を受けていただくために
手術は誰でも多少は緊張するものです。少しでも不安な気持ちを和らげ、リラックスした状態で受けていただくために、手術室はBGMを流しています。また、肌寒く感じられる方にはタオルケットを用意し、保温にも努めています。手術後のリカバリールームはリクライニングシートを設け、ゆっくりお休みいただける環境を整えています。
オープンな手術の実践
希望されるご家族の方には、手術室の状況をモニターで見学できるようになっており、患者様及びご家族の方の不安を和らげると共に透明性の高い医療をご提供いたします。
クリーンな手術室で安全性の高い医療を
手術で使う機器・器具の管理、感染予防対策はもちろんのこと、手術室は陽圧構造になっており埃や塵を除去する特別な換気システムでウイルスなどの感染予防をしっかり行うことにより清潔な手術室環境を保っています。
手術室の実際のクリーン度測定を専門の業者により定期的に行っており、また、万一の手術装置の不調に備えて、白内障手術、硝子体手術ともバックアップの手術装置を常備しています。さらには、地震災害などで停電した状況下でも手術が数時間は継続できるように、無停電装置を設置しております。
手術費など高額な治療費の一部が還付される制度があります(高額療養費制度について)
医療費が高額になった場合、一定の自己負担限度額を超えた部分が払い戻される高額療養費制度があります。年齢や所得に応じて、ご本人が支払う医療費の上限が定められており、またいくつかの条件を満たすことにより、さらに負担を軽減する仕組みも設けられています。
所得・年齢ごとの自己負担限度額及び申請方法など詳細については、厚生労働省のホームページ高額療養費制度を利用される皆さまへのPDFファイルをご覧ください。
- 高額療養費の還付については、1ヶ月分ごとの支払額の合計が対象になります。
- 高額医療費制度により、両眼の手術は、同一月内に手術を受ける方が還付が多くなる場合があります。
- 生命保険に加入していて手術給付金特約および先進医療特約がある方は、給付金を受けることができる場合があります。詳しくは、ご契約の生命保険会社にご確認ください。
入院・宿泊をご希望の方へ
手術の際、宿泊をご希望の方は、提携ホテルにご家族と一緒に宿泊いただけます。
また、入院での手術をご希望の方は、提携している病院をご紹介いたします。