硝子体出血

硝子体出血とは

 硝子体出血ってどんな病気?硝子体出血は、網膜の血管などが切れて出血し、硝子体腔に出血が溜まった状態を硝子体出血と言います。通常出血の量は多いため、光が出血により網膜までうまく届かないため、視力障害を引き起します。出血の量が少なければ、飛蚊症(虫が飛んでいるような点が見える)の症状が起こります。

硝子体出血はどんな原因で起きますか?

原因は様々ですが、増殖糖尿病網膜症、網膜中心静脈閉塞症、加齢黄斑変性、後部硝子体剥離や裂孔原性網膜剥離などで生じ得る可能性があります。

硝子体出血はどのように治療しますか?

眼底の網膜の大血管が見える程度の硝子体出血は、裂孔原性網膜剥離が原因でなければ、経過とともに自然吸収されてなくなる可能性が大きいです。裂孔原性網膜剥離に伴う硝子体出血であれば、網膜剥離が進行する前に早急に硝子体手術を行うべきです。一方、眼底が透見不能な大量の硝子体出血をきたした場合では、1ヶ月の経過観察で吸収しない場合には硝子体手術が良い適応となります。

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