ご挨拶
「医療法人聖佑会おおしま眼科グループ」理事長の大島佑介と申します。 当医療法人は「最先端の眼科治療をもっと身近な地域医療として広めること」を理念に、2014年に「おおしま眼科クリニック」 から発足した日帰り手術を専門とする医療グループです。 現在のところ、高槻市に「おおしま眼科クリニック」、2018年八尾市に「おおしま眼科八尾クリニック」、そして2021年松原市に「おおしま眼科松原クリニック」を開設しており、地域の皆様の目の健康維持のために日々努力しております 。設立して10年を経過したばかりですが、年間の受診者数は約5万名を超え、白内障(多焦点眼内レンズ)、 眼内コンタクトレンズ(ICL) 、眼瞼疾患、そして網膜剥離などの網膜硝子体疾患の日帰り手術に特化した専門施設として昨年一年間のグループ全体の手術件数は約5000例を数えました。その中には他施設からの紹介患者数が1500名余り、網膜剥離などの緊急性を要する手術も数多く含まれており、診断と治療の迅速性と確実性をモットーにスタッフが一丸となって努力してきた結果、今や4つのクリニックとも地域おける眼科医療の中核的な役割を担っています。最近では地元のみならず、大阪市内、京都、滋賀、兵庫、奈良や和歌山など、近畿一円の他の地域からの患者受診も多くあり、また、個人的に海外経験を生かした英語ならびに中国語対応が可能であるので、インバウンドの患者紹介も少なくありません。
私自身は大阪大学医学部を卒業したのち、大学附属病院および大阪府下の基幹病院にて約7年間にわたって眼科臨床に従事し、とりわけ合併症を有する白内障や糖尿病網膜症、網膜剥離、加齢黄斑変性などの網膜硝子体疾患の手術治療を専門的にトレーニングしてきました。その後、京都大学再生医科学研究所にて眼内血管新生などの再生医療の基礎研究に従事、大学院で医学博士を取得したのち、文部教官として大阪大学に復職しました。その後の10年間は、大学病院の手術主要メンバーとして、年間に約2500例の手術を執刀する傍ら、新しい手術システムの開発と臨床導入を行い、大学の講師として国内外で講演や手術指導、そして医局長として若手の育成を行なってきました。その後、臨床の第一線で手術治療に専心してきた経験をもとに、日本で一番大きいとされる井上眼科病院の副院長として招聘されて、後進の手術指導に従事しました。その間では、アメリカ、ドイツ、ベルギー、スペイン、シンガポール、オーストラリア、ロシア、中国、さらにはエジプトやクウェートなど、世界中で白内障や網膜疾患分野での教育講演に招かれ、手術指導を行いながら、常に最先端治療を間近で見聞し、自らも実践してまいりました。これまで年間の眼科医専門医として得た知識、経験、技術を生かし、今後も引き続き「おおしま眼科グループ」の手術統括医師として、網膜硝子体疾患および白内障の手術加療を中心とした幅広い最新の眼科医療を患者様本位で提供するよう献身的に努力いたす所存でございます
医療法人聖佑会では現在7名の日本眼科学会認定専門医、12名の国家認定資格である視能訓練士、そして8名の眼科手術に精通した看護師が日々の診療・検査・手術看護に従事しております。今後も正確な診断とわかりやすい説明に心がけ、「信頼できる治療の選択肢の提供と結果の得られる治療の実践」をモットーに、どなたからも頼りにされるような眼科クリニックをスタッフと一丸となって実現してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。